PCゲームをしたいなら知っておけ!パソコンに必要なグラフィックスについて基本から解説

PC・タブレット

パソコンには、性能の差はあれど、必ずグラフィックスの機能が備わっています。
そんなグラフィックスについて、基本から解説していきたいと思います。

この記事では、
・パソコンのグラフィックスってなに?
・グラフィックスって言葉は知ってるけど、どんな機能を持ってるの?
・グラフィックスにはどんな種類があるの?
という方に向けて解説していきます。

 

そもそもグラフィックスって?

パソコンには、電気を供給する「電源」、パーツ同士の機能を連携させる「マザーボード」、情報を演算処理する「CPU」、計算した情報を一時的に記憶する「メモリ」、データを保管しておく「ハードディスク」などがあります。

中でもグラフィックスの機能は、私たちがパソコンで計算をした結果を目で見るために、計算結果を画面上に表示する機能を司っています。
グラフィックスの機能がなければ計算した結果を画面に表示することができず、人間が確認して作業することができないため、上記にあげた他のパーツと共に重要なパーツになります。

 

グラフィックスにはどんな種類があるの?

 

グラフィックスの種類には大きく分けて3種類

グラフィックスには大きく分けて、オンボード、オンチップ、グラフィックボード、の3種類があります。
3種類にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、一つ一つ解説していきます。

オンボードについて

オンボードは、マザーボードに内蔵されたグラフィックスタイプのことで、内蔵グラフィックスやオンボードビデオなどと呼ばれます。

オンボードのメリットは後述するグラフィックボードなどを取り付ける必要がないため、省スペースな環境でも設置することができます、このため、ノートパソコンやメーカー製のスリムタイプのパソコンに採用されることが多いです。

省電力なことも、ノートパソコンに採用される大きな要因となっています。

デメリットは処理能力が低いため3Dゲームや、3DCADなどの処理能力が必要される用途には不向きです。

 

オンチップについて

オンボードはマザーボードに内蔵されたグラフィックスのタイプでしたが、オンチップに関してはCPUに内蔵されたグラフィックスのことで、昔はCPUコアとGPUコアは別々でしたが、最近のものはCPUコアにGPUが内蔵されています。

オンボードタイプのものと比べて、近年著しく性能が上がっており、最近のパソコンにはこちらが採用される機会も増えています。

メリットはオンボードと同じく省スペース、省電力という点です。

デメリットは処理能力が低いという点ですが、近年のオンチップグラフィックスは性能が上がってきており、数年前の3Dゲームであれば動作するほど能力が上がってきています。

 

グラフィックボードについて

グラフィックボードについてですが、上記2点とは違い、専用のボードをマザーボードに取り付けるタイプのもののことを言います。
グラフィックボードやビデオカード、VGAなどと呼ばれることがあります。

専用のボードを取り付けるため、処理能力に特化することができるので、処理の重い3Dゲームや3DCAD、4K映像などの高解像度の映像処理をするのに適しています。
メリットは処理能力の高さですので、重たい処理が必要なパソコンには必ずといっていいほど採用されています。
デメリットは、外付けのためスペースを取るためパソコンが大きくなってしまうというところ。
処理するために多くの電力を消費し、発熱するという点です。

スペースを取り、消費電力が多く、発熱するという点から、ノートパソコンなどのモバイル端末にはあまり向きません。

 

グラフィックボードについて詳しく解説

オンボードとオンチップに関してはあまり選択の余地がないので、それほど解説する点はありませんが、グラフィックボードに関しては性能の幅に差があるため、詳しく解説していきます。

スペック表の見方について

処理能力について様々なスペックがあり、パソコン初心者の方にはわかりにくいため解説していきます。

グラフィックスチップ

冒頭で「CPU」は、情報を計算する部分と解説しましたが、グラフィックスチップは「GPU」と呼ばれ、映像、画像処理を行う部分になります。
チップの種類で計算能力が変わってくるため、自分がどんなゲームをしたいのか、どんなソフトを動かしたいのかで、どのチップが必要になるのかが決まってきます。

例でいうと「Geforce GTX 1060 6GB」との「Geforce GTX 1060」の部分がグラフィックスチップ名になります。
「6GB」の部分は後述するビデオメモリの容量になります。

 

ビデオメモリ

冒頭で「メモリ」について、処理した計算結果を一時的に記憶しておく部分をお伝えしましたが、ビデオメモリはメモリの映像、画像処理のデータを一時的に記憶しておく部分になります。

同じグラフィックスチップでもビデオメモリの容量が違うものがありますが、ゲームなどでも沢山のテクスチャ(3Dに貼り付ける画像データのこと)を読み込む必要がある場合、処理能力よりも一時的な記憶容量が多く必要になる場合があり、この場合処理能力が足りていても記憶する場所が足りず、転送速度の遅いハードディスクにデータを保存するため、処理が遅れる場合があります。

グラフィックスチップの確認だけでなく、ビデオメモリの確認も重要なので、使用するソフトの仕様をしっかりと確認するようにしましょう。

 

発色数、解像度

皆さんはモニターで画面を見ているかと思いますが、いくらモニターの性能が高くても、グラフィックボードの発色数や解像度が足りていないとモニターの性能が活かしきれません。
特に大画面でゲームをしたいという方や、高解像度の写真や動画の編集をされる場合は、発色数や解像度のスペックについてしっかり確認しておきましょう。

 

さいごに

ここまでグラフィックスに関して解説してきましたがいかがでしたか?
グラフィックスがなんなのかについては理解していただけたのではないかと思います。
ここでは解説しきれませんでしたが、グラフィックカードを選ぶ際には様々な条件があります。

スペックについての知識を持っていれば、使用したいソフトウェアの公式HPを見れば必要なスペックが見えてきますので、ぜひ確認してみてください。
良いパソコンライフを!

 

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