本記事では、ドスパラから発売されている10〜20万円で購入できるクリエイター向けデスクトップPCをご紹介していきたいと思います。
10〜20万円の価格帯は機能的にも十分でお値段もお手頃価格に抑えられたクリエイター向けのデスクトップPCが多数ラインナップされているので、その中でもおすすめ出来るモデルを3つご紹介していきます。
【漫画・イラスト制作用】raytrek debut! MX(CLIP STUDIO PAINT推奨パソコン)
こちらのモデルは主にマンガ・イラスト制作用のデスクトップPCとして売りに出されています。
高解像度の印刷物も驚くほど快適に、3D素材を用いたイラスト対応にも対応可能な高性能デスクトップPCといった位置付けのモデルです。
まずはこちらのモデルの基本スペックを下記で見ていきましょう。
OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Core i7-8700
GPU: NVIDIA GeForce GTX1050 2GB
メモリ: 16GB
HDD: なし
SSD: 1TB
光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ
CPU
Core i7-8700が搭載されております。
クリエイター向けのパソコンは比較的処理スピードが要求されるケースも多く、Core i5は最低でも用意しておかないとクリエイター向けとして耐えるだけのパワーが維持できません。
このモデルですと、i5の上位に当たるCore i7-8700が搭載されておりますので、かなりパワーの要求される処理でも快適に作業を進めることが可能でしょう。
GPU
業界最大手のNVIDIAから提供されておりますGeForce GTX1050が標準搭載されています。
ゲーミングパソコンとしても十分使用出来るほどのパワーを持ったGPUで、3D素材の編集などにも十分対応できます。
メモリ
標準で16GBが搭載されています。
クリエイター向けのパソコンでかなり重要なポイントとなってくるのがメモリです。
イラスト関連や3D関連のアプリケーションなどを同時に立ち上げる場合、かなりのメモリ容量が必要となりますが、16GB使用出来るとなれば、同時に複数のアプリケーションを立ち上げても問題なく使用出来るはずです。
ストレージ
HDDは搭載されず、SSDが1TB搭載されています。
イラスト関連や3D素材の編集などの場合、画像ファイルなどをかなりの規模で使用することになりますので、SSDによる読み込みの速さは非常に快適な作業環境を提供してくれることでしょう。
また、SSDが1TBということで容量的にも不満になることは滅多に起こらないと考えられます。
もしも管理するファイルが増え過ぎてきた場合には、必要と感じてから別途外付けのHDDなどを購入することで、十分に補えるかと思います。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチドライブが付属されております。
データの読み込みや書き出しを頻繁に行うようなクリエイターには必須機能かと考えられます。
まとめ
ここまでスペックが高ければ、大概のクリエイター作業をそつなくこなしてくれますし、オンラインゲームにも使えます。
ただし、動画編集などで3DCADを使う場合、すこしカクツキが出てしまうことがあります。
3D動画の製作や編集を行うのであれば、グラフィックボードにGeForceではなくQuadroを採用したモデルをおすすめします。
それ以外のクリエイター作業であればこのモデルを購入しておけばストレスなくできると思います。
【3DCG、CAD用】raytrek ZQ2
次にご紹介するモデルはクリエイター向けのデスクトップPCの中でも主に、CAD向けの機能を備えた機種となります。
OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Core i7-9700K
GPU: NVIDIA Quadro P2000 5GB
メモリ: 16GB
HDD: なし
SSD: 1TB
光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ
CPU
上記でご紹介しましたMXモデルよりも更に高性能なCore i7-9700Kが搭載されています。
CAD関連のアプリケーションの場合、演算処理が必要なため、CPUに負荷がかかります。
Core i7-9700Kは同シリーズでも上位モデルで高速な演算処理が可能なため、CADクリエイターの方にも満足される、効率的な作業環境を提供してくれます。
GPU
こちらのモデルではQuadroと呼ばれるクリエイター向けVGA搭載のGPUが搭載されています。
QuadroはCAD、3DCG、動画編集処理などに特化したモデルで、高度な計算や複雑な演算などを行うアプリケーションを利用する際に効果を発揮します。
CADなどの重い処理を行う業務であっても作業効率を最大限まで高めてくれるでしょう。
メモリ
こちらのデスクトップPCは16GBが標準搭載されておりますので、快適に作業を進めていただけます。
ストレージ
MXモデル同様、SSDを1TB搭載していますので安心です。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチドライブが付属されておりますので、業務で作成したデータの書き出しや読み込みもスムーズに行うことが可能です。
まとめ
Quadroを搭載しており、3DCAD系の作業をするならば心強いですが、オンラインゲームもしたい場合は要注意です。昨今スペックが向上したとはいえ、まだまだオンラインゲームはGeForceのほうが快適です。
Quadroは製作向きのグラフィックボードとなりますので、実際にゲームで遊びたいならGeForce搭載のパソコンがおすすめです。
また、問題ないとは思いますが、イラスト製作などで使うソフトの動作保証はGeForceで行われているものも多いので、一緒につかうのであればそのへんも考慮が必要です。
【動画配信用】raytrek XT
こちらのモデルはYoutubeやその他動画サイトなどでの配信適した機種です。
昨今急激に動画配信界隈も賑わってきておりますので、本記事でもご紹介していきたいと思います。
OS: Windows 10 Home 64ビット
CPU: Core i7-8700
GPU: NVIDIA GeForce GTX1660Ti 6GB
メモリ: 16GB
HDD: 2TB
SSD: 500GB
光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ
CPU
Core i7-8700が搭載されております。
動画配信向けのパソコンとして必要になってくるのが、動画の編集や書き出しを行う際に必要なCPUのパワーです。
こちらのモデルにはCore i7-8700とシリーズ上位クラスのモデルが搭載されておりますので快適に動画編集作業が行えるかと思います。
GPU
GeForce1660Tiが搭載されております。
こちらのGPUはGeForceシリーズの中でも最新のモデルで2019年2月に発売されたばかりです。
性能に置いても最新のゲームもストレスなく高画質で動かせる性能を保持しておりますので、ゲーム実況動画等の配信者に重宝されるデスクトップPCとなっております。
メモリ
16GBが標準で搭載されています。
ゲーム配信等を行う場合、配信ソフト・ゲーム・その他周辺アプリケーションを同時に動かすことになりますので16GBの大容量メモリは必須と言えるでしょう。
ストレージ
こちらのモデルにはHDD2TBとSSD500GBが搭載されており、非常に大容量のストレージが使用可能となっております。
動画配信者の場合、配信のみならず編集した動画をアップロードすることも多くあると思います。
また、アップロードした動画をそのまま削除せず、ローカル環境に保管しておくことも多くなると思いますので大容量のストレージを標準で備えているこちらのデスクトップPCは非常にオス
スメ出来るモデルです。
光学ドライブ
標準でDVDスーパーマルチドライブが搭載されております。
動画や配信もインターネット経由のアップロードが基本となっておりますが、CDやDVDに書き出しを行うことも動画配信者の方は通常より多くなることも想定されます。
まとめ
このモデルならば、動画の製作・編集だけでなく、だいたいのオンラインゲームで快適に遊ぶことができるので、オンラインゲームの実況とかもできるようになります。
最近ではPS4でも実況が出来たりもしますが、本格的に行うならこういったパソコンが不可欠となります。
PS4やスイッチの実況をコンバーター通してパソコンから行うとなると、パソコン側にかなりのスペックが必要になりますが、このモデルであれば快適にできると思います。
さいごに
本記事ではドスパラから販売されているデスクトップPCの中で、10万円〜20万円で購入出来るクリエイター向けのモデルをご紹介してきました。
今回ご紹介したのは、マンガやイラストの作成/編集向けのデスクトップPC 、CADユーザー向けのデスクトップPC、Youtube等の動画配信者向けのデスクトップPCです。
この他にも映像制作に特化したモデルやRAW現像・レタッチ・DTPに特化したモデル、3DCGに特化したモデル等幅広いカテゴリで豊富なラインナップが提供されています。
10万円〜20万円の価格帯のモデルはうまく自分に合ったモデルを購入すれば、比較的長い期間メインパソコンとして活躍してくれるような機種が多数存在します。
ラインナップも最も豊富な価格帯ですので、まずはご自身の使用用途を良く考えた上で今回の記事を参考に、ぜひ最適なデスクトップPCを見つけてください。