ご自宅のインターネットが見れなくなった時、みなさんはどうされていますか?
おそらく、プロバイダの「テクニカルサポート」などの技術的な問い合わせ先へ
電話される方も多いと思います。
その電話口で相手のオペレーターから操作を頼まれるのですが、オペレーターの使う言葉がよくわからなかったり、操作が難しかったりして、スムーズに接続トラブルが解決できないという方も多いはず。
なので今回は、トラブルがあったときにスムーズに対処できるよう「IPアドレス」について説明していきたいと思います。
IPアドレスってどんなもの?
プロバイダによっては、電話代が有料の場合もあり、早く解決しないといけないと焦ったりもします。
なるべく早く問題が解決するように、基本的なネットワークの仕組みや、そんな時によく使うコマンドなどを、ある程度知っておきたいものです。
ネットワークの仕組みは知りたいのだけど、難しすぎてわからない、面倒だ、と思われる方も多いでしょう。
ですので、ここでは詳細で厳密なネットワークの知識ではなく、プロバイダとの電話のやり取りで必要な程度に限って、簡単に要点をまとめた説明をしてみようと思います。
今回説明する「IPアドレス」の種類
みなさんがインターネットを見る上で、ネットワークの仕組みの最も理解しておきたい点は、IPアドレスです。
IPアドレスは、例えば「192.168.x.x」や「20010db864xxx…」のような番号です。
前者がIPv4という従来使われていたIPアドレスの方式で、後者はIPv6という方式です。
今でもIPv4の方がまだまだ利用されているようです。
また、IPv6でもIPv4とおおよそ意味は似ていますので、今回はIPv4で説明します。
「IPアドレス」とは?
IPアドレスというのは、一言で言うと「識別する為の番号」です。
ネットワーク上の機器には、例えばパソコン、スマホ、プリンタ、それからルーターなどがあり、それぞれに対し固有の番号を振っておかないと、例えばデータの送信先がわからなくなります。
例えば、スマホもプリンタも同じデータ送信先だったら、データをどちらに運べばいいのかわからなくなるので、その識別の為にIPアドレスを振っているのです。
IPアドレスは、「それぞれの機器を識別するための、それぞれに割り振られた識別番号」と覚えておきましょう。
これを覚えておくだけでも、プロバイダのオペレーターの説明がとても理解しやすくなりますよ。