みなさんは、パソコンやスマホで簡単にデータをやり取りできることを不思議に思ったことはありませんか?
あなたの目の前のパソコン、スマホは、地球の裏側のコンピュータや、宇宙空間の人工衛星にも接続されています。
現代では、手軽にWebブラウザなどで情報データを得ることができますよね。
今回は、そんなインターネットの多くの技術の一つである、「OSI参照モデル」を説明してみたいと思います。
インターネットはなぜ使えるのか
どんなに距離が遠くても一瞬で情報を得ることができるなんて、まるで夢のような話ですが、
世界中の人たちが毎日のように実際に使っています。
しかも、使っているユーザーは内部の技術的なことなど知らなくても、誰でも簡単に記事や画像、動画などを閲覧できてしまいます。
どうしてこんな夢のようなことが実現できているのでしょうか?
もちろん、今までの長い科学、技術の蓄積があって、初めて実現していることですが、それを簡単に説明したり、すぐに理解できるわけではありません。
インターネットを構築しているの技術を全て説明していくときりがありませんので、今回はその中でも一番私たちに身近な技術である「OSI参照モデル」を紹介していきたいと思います。
OSI参照モデルとは?
おそらく多くの方が、「OSI参照モデル」なんて名前、聞いたこともないと言われるでしょう。
ですが、「OSI参照モデル」は、インターネットなど、ネットワーク上の通信で使われている概念で、あなたがWebブラウザでの閲覧やメールなどを使っている時、常に「OSI参照モデル」を利用しているのです。
「OSI参照モデル」は聞いたことがなくても、「TCPIPプロトコル」という言葉なら、聞いたこともある人も多いでしょう。
インターネットでホームページを閲覧している時、大抵は「TCPIPプロトコル」という規格で通信をしています。
「TCPIPプロトコル」は、代表的なプロトコルの一つです。
その「TCPIPプロトコル」は、「OSI参照モデル」で利用できる、一部のプロトコルです。
ホームページ閲覧やメール送受信に限らず、チャットやSNS、リモートデスクトップなども、「OSI参照モデル」を利用しています。
通信を行う、多くのソフトウェアの基板になっているのが「OSI参照モデル」なんです。
いわば、「OSI参照モデル」は、縁の下の力持ちのような存在なんですね。